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ポケモンGO飽きたわーという人へ

六条くるる コラム
 ポケモンGOというゲームがあり、プレイしたことがある人も多いだろう。
 公式サイト(http://www.pokemongo.jp/)の説明を引用して説明すると、「『Pokémon GO』は、位置情報を活用することにより、現実世界そのものを舞台として、ポケモンを捕まえたり、交換したり、バトルしたりするといった体験をすることのできるゲーム!」である。
 
 僕の周りでは、すでに飽きてしまったという人も多い。どこに行っても同じようなポケモンしか出現しないし、分かりやすいストーリーもないので、歩いてポケモンを捕まえて時々バトルするだけという単純作業に挫折する人がいるのも納得である。
 僕自身はというと、まだこのゲームをプレイし続けている。一部の熱心なプレイヤーのようにポケモンが多く出現する場所に遠征したりすることはないが、毎日のように歩いては1,2匹ほどのポケモンを捕まえる。
 どうしてそういった地道なプレイを続けているのかというと、それはAR機能によるところが大きい。ポケモンGOでは(図1)のように現実の世界にゲームの映像を重ねて表示できるAR(拡張現実)機能がある。これによって、ゲームの世界だけではなく、現実の世界にもポケモンがいるかのような体験ができるというわけだ。
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(図1)
 
 ……と息巻いてみても、シラけてしまう人もいるだろう。映像もそこまでリアルではないし、子供だましレベルじゃないか、と。
 
 たしかに映像体験としてややチープな部分があるため、今後のデバイス・アプリの両者の技術の向上に期待したいところだ。この機能が僕にとって素晴らしく感じるのは、脳内補完が非常にはかどるからだ。普段何気なく歩いている道にも自分が気付いていないだけでポケモンが潜んでおり、ポケモンGOはそれを可視化してくれるのだと。
 
 おそらく、こういった誇大妄想を抱えながらポケモンGOに触れる人は少ないだろう。ここまで辛抱強く読んでくれた人もあまりの妄想っぷりにドン引きしているかもしれない。
 けれども、僕はこのような姿勢は今こそ改めて実践されるべきだと考えている。このような姿勢とは、良いように言い換えれば、豊かな想像力で物事に接する姿勢である。
 現在、スマートフォンアプリに限らず、コンテンツは吐いて捨てるほど存在し、つまみ食いして飽きたら捨てて他のものをまたつまみ食いすることが可能な状態にある。しかも基本的には無料で(時間とか健康とかは浪費されてしまっているが、本題ではないのでここでは言及しない)。
 混沌としたコンテンツの海の中では、自分から遊んでいるのか遊ばされているのかわからなくなってしまうことがあり、もはや自分でも全然楽しくないと心のどこかで気付きながらも無意識にアプリを立ち上げていた……という経験があるのは僕だけではないだろう。
 ここであえて陳腐な言い方をするならば、受動的にコンテンツを浴びるのではなく、能動的に自分なりの楽しみ方を発見していくべき、となるだろうか。
 2017年はVR関連のゲームなどもいよいよ普及していきそうな雰囲気があるが、その新奇性も正直どこまで持続するかはわからない。たとえ技術革新が次々と連鎖してSF映画のような体験が可能になったとしても、いずれその刺激にも慣れてしまう時が来る。人間とはそのような生き物だからだ。
 刺激が足りなくなればまた新たな刺激を求めればよい――たしかにそうかもしれないが、そうして加速度的に刺激を求めていくことに、僕は生理的な嫌悪感を覚える。ある人は僕を新しいものを拒否する老害と呼び、非難するかもしれない。そうであっても、僕は若手の老害として、この主張を続けていきたい。
 自分を満足させてくれるものを求めて延々と乗り換えていった先に、自分の欲しかった感動があるならば、その選択もいいだろう。それでもなお、僕は一度立ち止まって、感動を自分の手で創造する道を選ぼうと思う。
 
 ポケモンGOに限らず、僕は何かに飽きてしまったときは別の視点から深堀りすることはできないか、と少しだけ考えてみることにしている。最新のものにキャッチアップして得られる経験に比べれれば些細なものかもしれないが、自分で創意工夫をしながら得た小さいもののほうが思い出として残り、あなたの人生を支える良い記憶となることもあるだろう。
 もちろん、どうしたってダメなものは存在するので、それを見分ける目で自分で失敗しながら身に付けなくちゃいけないのだけど。

歌集『僕は君とか好きじゃないけど』の価格変更のお知らせ

六条くるる 告知 短歌

 タイトルの通り、歌集『僕は君とか好きじゃないけど』の価格変更のお知らせです。

 今まで書店委託では900円で販売していましたが、これを800円に変更します。

 

 理由としては売れ行きが思わしくないというのもありますが、次の作品が出せそうにないというのが主な理由です。

 売上が回収できないからではなく、在庫が部屋を占領しているからです。物理的な理由です。深刻です。

 

 値下げによって僕の利益が減るのは悲しいですが、900円で買ってすぐに値下げされた人はもっと悲しいかもしれません。

 そういう人は rokujokururu(at)gmail.com まで「金返せ」みたいな件名でメールしてくだされば、何か未発表作品などをチラ見せするなど救済措置を考えていますので許してください。

 

 

 執筆者:六条くるる

エンタメ記録シリーズ(2016年10月~12月)

六条くるる レビュー

 滅多に外出をしない六条くるるが出掛けたことを記録し、のちの研究者の資料を作ろうという記事です。

 

神戸どうぶつ王国

 外出。

 実は地味に珍しいどうぶつがたくさんいる穴場スポットで、某けものアニメでも有名なサーバルキャットなども見ることができる。個人的には植物コーナーの睡蓮とハシビロコウが見れたのが良かった。

 

・ReVision of Sence

 邦楽。ライブ。

 大学時代、一瞬だけバンドをやっていた友人がボーカルのバンド。比較的、世界観は六条くるるに通じるところがある。

 売れない時代を経て、借金まみれの負け犬バンドを自称する彼らが梅田・クラブクアトロというキャパ500人クラスのライブハウスをSOLD OUTさせたのには驚かされた。それ以上に客との一体感の中で楽しそうにライブする姿が感動的だった。

 もし爆発的に売れるようなことがあれば、ターニングポイントとして語られる伝説のライブになる……かもしれない。

 

ボロフェスタ

 邦楽。ライブ・フェス。

 知る人ぞ知る、京都の秋フェス。ややマニアックな邦楽アーティストから地下アイドルまで出演するマニアックすぎるラインナップが魅力的。

 そういう僕もお目当てはBiS、BiSH、生ハムと焼きうどんなど地下アイドルが中心で、それらも素晴らしかったけど、デビュー前後に聞いただけだった空きっ腹に酒がめちゃくちゃ良くなっていたのを発見したりして良いフェスだった。

 

この世界の片隅に

 邦画。

 説明不要でしょう、綿密な取材によるアニメーションの可能性を国内外に示した作品です。でも、こういうのってジブリが抱えていたアニメーターを放流したからこそ可能なんだって思うとちょっと複雑ですね……。

 

・プリパラ クリスマスドリームライブ2016

 アニメ。ライブビューイング。

 毎年、横浜とか千葉まで観に行っていたのですが、プリパラよりも交通機関に落としているお金が多いのはどうなんだろう……と思っていたところ、ライビュがあったのでそっちに参加。

 12月25日というまさにクリスマス当日にこんだけ声優さんのスケジュール押さえているのに気合を感じるし、オタクの妄想を実現したようなキャラ同士のコラボとかあって胸熱でした。やっぱ現場に行きたい。

 

 

 フロム、六条くるる

(c)午前3時の六条会