フジロック初心者による雑感(会場編)

先日、以下のような文章を書きました。 フジロック初心者による雑感(装備編) - 午前3時の六条会 今回はそのシリーズで会場編です。 ・会場までの距離 会場の新潟県苗場スキー場は遠いです、というのは小学生並みの感想というやつですが、残念ながら事実で…

フジロック初心者による雑感(装備編)

先日、フジロックに初めて参加してきました。都市型フェスでも死にそうになっている僕ですが、そんな人間だからこそ書けるフジロックについてのあれこれを書きたいと思います。今回は装備編です。 ・靴 色々なところで言われてますが、日本野鳥の会の長靴を…

エンタメ記録シリーズ(2017年4月~6月)

六条くるるが観た映画やイベントなどを記録して、後世の六条くるる研究に寄与しようという企画です。存在を忘れがち。 ・原田ちあき「ちゃらんぽらん展」 インストアイベント。まさかの出演側。 友達のイラストレーター・原田ちあきさんのイベントに出ました…

好きなバンドには絶対に再結成してほしくない

ここ数年、かつて解散したバンドが再結成するという動きが多いような気がする。いちいち例を挙げないが、それがたとえ商業的な理由であったとしてもおおむね歓迎されているような雰囲気であるように思う。 さて、ここで本題に入ると、僕は自分の好きなバンド…

【連作編】六条くるるの浅墓短歌講座

六条くるるの短歌は歌集で読むほうがいい。僕がこう主張するのは、もちろん本が売れてほしいからということもあるが、歌集に収録する作品は連作としてアップデートされて収録されているからだ。 短歌は連作ではなく一首で勝負するべき、という意見も一理ある…

ポケモンGO飽きたわーという人へ

ポケモンGOというゲームがあり、プレイしたことがある人も多いだろう。 公式サイト(http://www.pokemongo.jp/)の説明を引用して説明すると、「『Pokémon GO』は、位置情報を活用することにより、現実世界そのものを舞台として、ポケモンを捕まえたり、交換…

歌集『僕は君とか好きじゃないけど』の価格変更のお知らせ

タイトルの通り、歌集『僕は君とか好きじゃないけど』の価格変更のお知らせです。 今まで書店委託では900円で販売していましたが、これを800円に変更します。 理由としては売れ行きが思わしくないというのもありますが、次の作品が出せそうにないというのが…

エンタメ記録シリーズ(2016年10月~12月)

滅多に外出をしない六条くるるが出掛けたことを記録し、のちの研究者の資料を作ろうという記事です。 ・神戸どうぶつ王国 外出。 実は地味に珍しいどうぶつがたくさんいる穴場スポットで、某けものアニメでも有名なサーバルキャットなども見ることができる。…

エンタメ記録シリーズ(2016年7月~9月)

見に行った映画、ライブ、演劇などを記録していくこのシリーズ。今月は映画が多め? ・夏フェスいろいろ 今年はすべて不参加という悲しみ……。 仕事の納期が8月~9月の予定だったので、下手に予定を入れるわけにもいかず泣く泣くすべて見送ることに。結果から…

エンタメ記録シリーズ(2016年4月~6月)

見に行った映画、ライブ、演劇などを記録していくこのシリーズ。今クールは仕事が大変にアレな状況だったため、あまり出掛けることができませんでした……。 ・KING OF PRISM by PrretyRhythm アニメ映画。通称・キンプリ。 引き続き見に行っているキンプリ。B…

桜の写真(4品種)

本文なし。

【青春の一冊】青春とは手の届かない永遠のあこがれのことである

特別お題「青春の一冊」 with P+D MAGAZINE 自分の青春時代に読んだ本はたくさんあって、今の自分に多大なる影響を与えている本もたくさんあるのだけど、それがすべて「青春の一冊」かというとそれはちょっと違うと思う。 青春18切符のように何歳になっても…

エンタメ記録シリーズ(2016年1月~3月)

六条くるるがどういった娯楽作品に触れてきたのかを記録するシリーズです。 時系列順にしています。 ■KING OF PRISM by PrettyrRhythm アニメ映画。通称・キンプリ。 プリズムショーというアイススケートに色々なものを足した総合エンターテインメントショー…

かわいいという言葉を狭い意味で使うな

記事のタイトルの通り、かわいいという言葉を狭い意味で使うな、という内容のことを書きたいと思う。 男友達とくだらない話をしながら騒いでいたところ、どういう流れだったかは忘れたのだけど、とある女性タレントの話になった。僕が彼女のことを「かわいい…

原田ちあき『ひとりずもう』にゲスト参加しています

Twitterばかり更新していてこちらに告知を忘れておりました。 美術家・イラストレーターである原田ちあきさんがネットに発表していた作品を本にまとめることになって、それが『ひとりずもう』というやつなんですけど、そこのコラボコーナーに短歌で参加して…

ミニコラム集『頑張っても駄目なときは駄目』

某シカクというお店のフリーペーパーにて連載していた超短いコラムをまとめました。今更感しかありませんけど。 2行か3行ほどぼそぼそっと書いたあと短歌が1首載っているという構成なのでさらっと読めるかと。 そえでは以下のリンクからA4で3枚のPDFをどうぞ…

六条くるる(2回目の14歳)を祝え

働き始めてからというもの、めっきり作品が生まれてこなくなった。創作者にとって苦しみとは作品を生み出す糧ではあるが、何事も物事には限度というものがあって、苦しみが大きすぎると作品を生み出す感覚すらも奪ってしまう。多くの作品は最終的には作者の…

僕がお金を欲しがる理由

飲みかけの缶コーヒーに煙草の吸殻が10本も詰め込まれたものを欲しがっている人間を見ると「なんでそんなものを欲しがるのか」と不思議がられるだろう。そんなものには汚いごみ以上の価値を見出すのが難しいからだ。 一方、お金を欲しがっている人が不思議が…

冊子『六条会の昼下がり』公開をお知らせ

タイトルの通り、『六条会の昼下がり』を公開します。 これは六条くるるHHG向けに限定頒布されていた冊子なのですが、すでに公開している内容もありますし、時効だろうということで公開に至りました。 内容はコラム2本と名言集になっています。名言集には解…

細田守『おおかみこどもの雨と雪』という作り物について

もうすぐ細田守監督『バケモノの子』が公開になるということで、その前に『おおかみこどもの雨と雪』(以下『おおかみ』)という作品について書きたいと思います。結論からいうと、私はこの作品のことが嫌いです。その理由はいくつもありますが、これが鑑賞…

嶋田さくらこ『やさしいぴあの』を歌集として読む

最初に断っておくと、僕は「歌集」と「とある歌人の短歌がたくさん収録された本」は別のものだと考えている。そのどちらもが世間では「歌集」と呼ばれているが、僕の定義では別のものである。ここでは、嶋田さくらこ『やさしいぴあの』を「とある歌人の短歌…

才能をめぐる物語ーアイカツ私論ー

アイカツ!とはアイドル活動の略語であり、女児向けアーケードゲームを中心としてメディアミックスされている作品群を指す言葉である。今回の記事では、2014年12月の時点で第3シーズンが放映中のアニメについて取り扱う。 第3シーズンでは主人公キャラを大空…

ボーナストラックの位置がクールなCD3選

CDにはボーナストラックが収録されている場合があり、それは単に末尾のトラックに収録されている場合がほとんどだろう。隠しトラックとして最後のトラックの末尾に無音部分をはさんでから収録されているか、あるいは数個の無音トラックのあとに収録されてい…

モノクロ写真の美とは

これらの写真はiPhoneで撮影したものをiPhoneの機能でモノクロ加工したものである。加工という作業は足し算を想起させるが、写真から色を引き算するという作業とも言える。 カラー写真が当たり前になった現在では、モノクロ写真は時間の経て色褪せたものを思…

わかりにくさへの回帰―グラスリップ私論―

グラスリップというアニメはわかりにくい。このことはグラスリップを見たことがある人ならばおおむね同意してもらえることだと思う。 ここでいうわかりにくいとは、ハーモニーカット(止め絵)などの演出意図であったり、キャラクターの心情だったり、話の筋…

第2回大阪文学フリマに参加しました

2014年9月14日の第2回大阪文学フリマに参加しました。全体の様子などは他の人の報告にまかせるとして、ここでは自分のいた短歌関連のみに言及しようかと思います。 短歌関連のブースは前回よりも数が減っていることもあり、少し盛り上がりに欠けていたような…

親子丼の抱える矛盾

親子丼というのは、鶏肉をたまねぎなどと一緒に煮込み、鶏卵でとじたものをごはんに盛った料理である。 これは鶏肉=にわとり=親、鶏卵=たまご=子という比喩によって名付けられた名前ではあるが、これには大きな矛盾が含まれている。 なぜならば、同じど…

廃墟写真、あるいは廃墟の美について

今週のお題「ゴールデンウィーク2014」 ここ数日、どうしてもそういう気分だったので近場の廃墟へと赴いて何枚か写真を撮ってきた。 まずは外観。 かつては旅館だったようで、開けた森の中をいくようにして別館があり、その途中は庭園のような趣であった。 …

詩的に飛躍できない

詩的飛躍という言葉を聞いたことがある。誰が言い出したのかは知らないが、Googleとかで検索してみると簡単に引っかかるのでそれなりに使われている言葉なのだと思う。 どういった定義がされているのか、それ言い出したのは誰なのか、といったことは寡聞にし…

略称の不具合

略称とは何のためにあるのか。時間を節約しつつ、意味が簡潔に伝わるようにするためである。あるいは、仲間同士にしか伝わらない暗号のように意味を秘匿するためかもしれない。どちらもよく見られる用法ではあるが、今回は前者について書きたいと思う。 先日…

路上観察、またはフィールドワーク

今週の一枚「路上観察」 超芸術トマソン「純粋U字フェンス」 超芸術トマソンとは、何の役に立つわけでもなく、ただそれ自身の超芸術的な目的のために存在している物体のことをいう。純粋階段などが有名。 執筆者:六条会

絵本の作者とは誰のことを指すのか

今週のお題特別編「素敵な絵本」というわけで、掲題のようなことをカジュアルに語ってみたい。 この問題は非常に根が深く、それは創作というものの概念が日々変化しているからこそ厄介なものである。 ロマン主義的作者観、まるで作者が神であるかのように作…

#ポピュラーミュージックと人 をまとめてみた

#ポピュラーミュージックと人 というくだらないpostをTwitterで繰り返しやっていて、あまりウケていなかったんですけど、とりあえず記録としてまとめておきます。 「硝子の少年時代の 破片が胸へと 突き刺さる」というKinki Kidsに病院行ったほうがいいよと…

漢字とかなのバランスについて ―短歌推敲記録―

嚥下したつめたい水の存在感その鋭利さに救われている これは「うたらば」vol.09(テーマ:水)に佳作として採用された歌なのだけれど、活字としてのバランスにかなり気を使った一首なのでその解説を書こうと思って、書く。しかし、どれほど配慮しても読者の…

パクリの問題点とは

2014年2月現在、世間ではゴーストライターが問題となっていますが、くわしくはその時期のニュースを調べてもらうとして、今回はそれに近いような遠いような、パクリの話をしたいと思います。 改めていうまでもなく、パクリは世間から非難されるものであるも…

音楽の歌詞ばかり褒めるな

とある音楽に心酔している人がいて、その理由を尋ねたときに「歌詞が素敵」みたいなことを言われると、もやもやとしたものを胸に感じてしまう。 もちろん、その人を感動させるくらいなのだからその歌詞は素晴らしいものなのだろう。けれども、普通に考えれば…

ジョークとグローバル化

日本人にはユーモアのセンスがないと言われて久しいが、時折この言葉の意味すら勘違いしている人もいる始末であり、そんなことだからユーモアのセンスがないなどと言われるのだろう。日本人は兎に角スペック主義で、何でも彼んでも能力が第一だと妄信してい…

煙草は体に悪いが酒も体に悪い

僕はお酒が飲めない。元々は体質だったのだけど、少し飲むだけですぐに吐いてしまうし、積極的に避けているうちに味や臭いも嫌いになってしまった。人によっては「飲んでいるうちに飲めるようになる!」という人がいるのだが、それは全くの間違いであって、…

音楽と宗教性

音楽と宗教の強い結びつきについては私が改めて書くまでもないことですが、この記事内での基本的な立場として、音楽は宗教儀式の中でその形式を発展させてきたということを最初に書きとめておく。 そんな前置きはさておき、宗教音楽というと読者のみなさんは…

「デザイン あ」のサントラに収録されてます

マイベストソング2013 一般的な音楽消費文化からは少し身を置くようになってしまったが、それでもまったく新譜を聞かないというわけではない。ただし、ここでメジャーな1曲を挙げるかというとそんなことはない。というわけで、マイベストソングはこれ。 曲の…

短歌を短歌たらしめるもの

先日、「短歌/非短歌の境界(http://rokujokai.hatenadiary.jp/entry/20131130/1385818893)」という記事を書いた。これはそれに関する補足のようなものなので、ざっくりとそちらに目を通してから読むことをおすすめする。 短歌を短歌だと規定するのは歌壇…

短歌/非短歌の境界

自分の考えた31音のそれが短歌なのかを疑問に感じたり、あるいは自分が短歌のつもりで発表したものが「こんなものは短歌ではない」と批判されたり、といった経験がある人もいるのではないだろうか。 短歌と非短歌の境界についてはこれまでも様々な議論がなさ…

情弱って言うほうが情弱

情弱、という言葉がある。 情報弱者の略語であり、有益な情報を知らないために損をしてしまっている人を揶揄するときなどに用いられるネットスラングである。 たしかに、この世の中には情報を知らない(=知識がない)ために大損をしてしまうことがある。株…

食品偽装問題について思うこと

2013年11月現在、世間では食品偽装問題が大きな話題を呼んでいる。詳しくは各人で調べてもらえばわかることなのでここには書かないが、大手百貨店や有名ホテルまでもが原材料などを偽っていたことは人々に大きな衝撃を与えたようだ。 一方で、その偽装技術を…

詩的飛躍私論

先日から詩的飛躍について考えているのだが、なかなか考えがまとまらないので、いままでのところをどうにかまとめるようにして書きとめておく。 … 詩的飛躍とは誰が言い出した言葉なのか知らないが、それなりに人口に膾炙しているのはググル様に聞けばすぐに…

紫の上×明石の君という古典百合最強カプについて

*ここから先は筆者による源氏物語への独自の解釈によって書かれています。嘘は書いていないつもりですが、曲解している可能性があるので、ちゃんとした源氏物語を知りたい人はちゃんとした文献を読んで勉強してください。

【書評】木下龍也『つむじ風、ここにあります』は不完全である

秋の夜長は読書とブログ というわけで、木下龍也『つむじ風、ここにあります』という歌集が不完全である、という書評を書きたいと思う。 あらかじめ断っておくと、僕はこの書評において彼の歌集がよくない、と言いたいわけではない。世間での評判の如く評価…

ネガティブ・バランス・コントロール

世の常として、ネガティブなことはだいたい悪者扱いされてしまう。ネガティブは必ずしも悪いことはではないが、後ろ向きなものが社会の主流になってしまうと色々なことがうまく立ち回らなくなるので、ポジティブなほうがいいですよ、とキャンペーンするつい…

自歌自注は悪なのか(追記あり)

自歌自注については賛否があり、それぞれに違った意見を持っているだろうから、僕の意見もそうした一つのものとして読んでいただきたい。同意するのも反論するのも無視するのも読者の自由である。 結論からいうと、僕は自歌自注には消極的に賛成である。具体…

空の写真について ―崇高さと美しさ―

私はよく空を写真を撮るのだけれど、そのときは何も綺麗な写真を撮ろうとしているわけではない。 もちろん、綺麗な写真が撮れるに越したことはない。しかし、それは写真を撮る真の目的ではない。私がカメラを構えるのは空の美しさを誰かに伝えたいから、では…

(c)午前3時の六条会