コラム

ポケモンGO飽きたわーという人へ

ポケモンGOというゲームがあり、プレイしたことがある人も多いだろう。 公式サイト(http://www.pokemongo.jp/)の説明を引用して説明すると、「『Pokémon GO』は、位置情報を活用することにより、現実世界そのものを舞台として、ポケモンを捕まえたり、交換…

ミニコラム集『頑張っても駄目なときは駄目』

某シカクというお店のフリーペーパーにて連載していた超短いコラムをまとめました。今更感しかありませんけど。 2行か3行ほどぼそぼそっと書いたあと短歌が1首載っているという構成なのでさらっと読めるかと。 そえでは以下のリンクからA4で3枚のPDFをどうぞ…

六条くるる(2回目の14歳)を祝え

働き始めてからというもの、めっきり作品が生まれてこなくなった。創作者にとって苦しみとは作品を生み出す糧ではあるが、何事も物事には限度というものがあって、苦しみが大きすぎると作品を生み出す感覚すらも奪ってしまう。多くの作品は最終的には作者の…

僕がお金を欲しがる理由

飲みかけの缶コーヒーに煙草の吸殻が10本も詰め込まれたものを欲しがっている人間を見ると「なんでそんなものを欲しがるのか」と不思議がられるだろう。そんなものには汚いごみ以上の価値を見出すのが難しいからだ。 一方、お金を欲しがっている人が不思議が…

冊子『六条会の昼下がり』公開をお知らせ

タイトルの通り、『六条会の昼下がり』を公開します。 これは六条くるるHHG向けに限定頒布されていた冊子なのですが、すでに公開している内容もありますし、時効だろうということで公開に至りました。 内容はコラム2本と名言集になっています。名言集には解…

細田守『おおかみこどもの雨と雪』という作り物について

もうすぐ細田守監督『バケモノの子』が公開になるということで、その前に『おおかみこどもの雨と雪』(以下『おおかみ』)という作品について書きたいと思います。結論からいうと、私はこの作品のことが嫌いです。その理由はいくつもありますが、これが鑑賞…

才能をめぐる物語ーアイカツ私論ー

アイカツ!とはアイドル活動の略語であり、女児向けアーケードゲームを中心としてメディアミックスされている作品群を指す言葉である。今回の記事では、2014年12月の時点で第3シーズンが放映中のアニメについて取り扱う。 第3シーズンでは主人公キャラを大空…

ボーナストラックの位置がクールなCD3選

CDにはボーナストラックが収録されている場合があり、それは単に末尾のトラックに収録されている場合がほとんどだろう。隠しトラックとして最後のトラックの末尾に無音部分をはさんでから収録されているか、あるいは数個の無音トラックのあとに収録されてい…

わかりにくさへの回帰―グラスリップ私論―

グラスリップというアニメはわかりにくい。このことはグラスリップを見たことがある人ならばおおむね同意してもらえることだと思う。 ここでいうわかりにくいとは、ハーモニーカット(止め絵)などの演出意図であったり、キャラクターの心情だったり、話の筋…

詩的に飛躍できない

詩的飛躍という言葉を聞いたことがある。誰が言い出したのかは知らないが、Googleとかで検索してみると簡単に引っかかるのでそれなりに使われている言葉なのだと思う。 どういった定義がされているのか、それ言い出したのは誰なのか、といったことは寡聞にし…

絵本の作者とは誰のことを指すのか

今週のお題特別編「素敵な絵本」というわけで、掲題のようなことをカジュアルに語ってみたい。 この問題は非常に根が深く、それは創作というものの概念が日々変化しているからこそ厄介なものである。 ロマン主義的作者観、まるで作者が神であるかのように作…

漢字とかなのバランスについて ―短歌推敲記録―

嚥下したつめたい水の存在感その鋭利さに救われている これは「うたらば」vol.09(テーマ:水)に佳作として採用された歌なのだけれど、活字としてのバランスにかなり気を使った一首なのでその解説を書こうと思って、書く。しかし、どれほど配慮しても読者の…

パクリの問題点とは

2014年2月現在、世間ではゴーストライターが問題となっていますが、くわしくはその時期のニュースを調べてもらうとして、今回はそれに近いような遠いような、パクリの話をしたいと思います。 改めていうまでもなく、パクリは世間から非難されるものであるも…

音楽の歌詞ばかり褒めるな

とある音楽に心酔している人がいて、その理由を尋ねたときに「歌詞が素敵」みたいなことを言われると、もやもやとしたものを胸に感じてしまう。 もちろん、その人を感動させるくらいなのだからその歌詞は素晴らしいものなのだろう。けれども、普通に考えれば…

ジョークとグローバル化

日本人にはユーモアのセンスがないと言われて久しいが、時折この言葉の意味すら勘違いしている人もいる始末であり、そんなことだからユーモアのセンスがないなどと言われるのだろう。日本人は兎に角スペック主義で、何でも彼んでも能力が第一だと妄信してい…

煙草は体に悪いが酒も体に悪い

僕はお酒が飲めない。元々は体質だったのだけど、少し飲むだけですぐに吐いてしまうし、積極的に避けているうちに味や臭いも嫌いになってしまった。人によっては「飲んでいるうちに飲めるようになる!」という人がいるのだが、それは全くの間違いであって、…

音楽と宗教性

音楽と宗教の強い結びつきについては私が改めて書くまでもないことですが、この記事内での基本的な立場として、音楽は宗教儀式の中でその形式を発展させてきたということを最初に書きとめておく。 そんな前置きはさておき、宗教音楽というと読者のみなさんは…

短歌を短歌たらしめるもの

先日、「短歌/非短歌の境界(http://rokujokai.hatenadiary.jp/entry/20131130/1385818893)」という記事を書いた。これはそれに関する補足のようなものなので、ざっくりとそちらに目を通してから読むことをおすすめする。 短歌を短歌だと規定するのは歌壇…

短歌/非短歌の境界

自分の考えた31音のそれが短歌なのかを疑問に感じたり、あるいは自分が短歌のつもりで発表したものが「こんなものは短歌ではない」と批判されたり、といった経験がある人もいるのではないだろうか。 短歌と非短歌の境界についてはこれまでも様々な議論がなさ…

情弱って言うほうが情弱

情弱、という言葉がある。 情報弱者の略語であり、有益な情報を知らないために損をしてしまっている人を揶揄するときなどに用いられるネットスラングである。 たしかに、この世の中には情報を知らない(=知識がない)ために大損をしてしまうことがある。株…

食品偽装問題について思うこと

2013年11月現在、世間では食品偽装問題が大きな話題を呼んでいる。詳しくは各人で調べてもらえばわかることなのでここには書かないが、大手百貨店や有名ホテルまでもが原材料などを偽っていたことは人々に大きな衝撃を与えたようだ。 一方で、その偽装技術を…

詩的飛躍私論

先日から詩的飛躍について考えているのだが、なかなか考えがまとまらないので、いままでのところをどうにかまとめるようにして書きとめておく。 … 詩的飛躍とは誰が言い出した言葉なのか知らないが、それなりに人口に膾炙しているのはググル様に聞けばすぐに…

紫の上×明石の君という古典百合最強カプについて

*ここから先は筆者による源氏物語への独自の解釈によって書かれています。嘘は書いていないつもりですが、曲解している可能性があるので、ちゃんとした源氏物語を知りたい人はちゃんとした文献を読んで勉強してください。

自歌自注は悪なのか(追記あり)

自歌自注については賛否があり、それぞれに違った意見を持っているだろうから、僕の意見もそうした一つのものとして読んでいただきたい。同意するのも反論するのも無視するのも読者の自由である。 結論からいうと、僕は自歌自注には消極的に賛成である。具体…

空の写真について ―崇高さと美しさ―

私はよく空を写真を撮るのだけれど、そのときは何も綺麗な写真を撮ろうとしているわけではない。 もちろん、綺麗な写真が撮れるに越したことはない。しかし、それは写真を撮る真の目的ではない。私がカメラを構えるのは空の美しさを誰かに伝えたいから、では…

ネーミングセンス イズ デッド

かつて店の名前がどう考えても悪い、みたいな話を書いた。詳しくはこちら( http://rokujokai.hatenadiary.jp/entry/2013/06/09/110642 )を参照。 どうしてそういう名前にしてしまったのだろう、と思わず訝ってしまうものもあれば、一見するとなかなか良い…

恋愛イデオロギー

この世には恋愛を主題にした作品が溢れている。その理由は単純明快で、作品を作っている人間の多くが恋愛馬鹿であるというだけだ。もちろん、恋愛 馬鹿でない作り手もいるわけだが、そういう人間すらも恋愛の話ばかりを作る。恋愛馬鹿が自分の思いを広めよう…

絵のある生活が売っていた話

絵のある生活をはじめてみませんか? とあるショッピングモールでこんなキャッチコピーを見つけたとき、私の心の中にはどうにもすっきりしないものが溢れてきて、当時はどうしようもなかったものだが、それをようやく言葉にできそうな気がするので、断片的に…

【観劇記録】劇団、六条会「罰当たり六条会の最期」

劇団、六条会による演劇「罰当たり六条会の最期」を観てきたので、その雑感などをここにしたためておく。 この劇団の主宰は六条会(ろくじょう・かい)というなんだか色々とややこしい名前の人物で、六条会の中では演劇を中心に視覚表現を軸足を置いた表現者…

「ヤバイ」がやばいことに気付いていないのはヤバイ

若者の言葉の乱れ、といったことはいつの時代でも言われることなので取り立てて気にする必要のない現象だと思われるが、これに目くじらを立てて反発する人間は少なからず存在する。これも珍しくもなんともないことなので気にかけるほどのことでもないのだが…

油断するとやつらはすぐに変な名前をつける

世の中にはちょっとどうなんだろう……という名前がある。簡単に例を挙げさせてもらいたい。 先日、六条会の事務所を整理するのにたくさんの書類などの重いものを大量に移動させねばならず、必要にせまられて台車を購入することになった。大型ホームセンターに…

科学馬鹿を馬鹿にする馬鹿

小生は、科学馬鹿が嫌いである。 ここでいう科学馬鹿とは一心不乱に科学技術などの研究に精を出している人間のことではない。そういった人々はたとえキ印だと言われようが、目の前の研究にのめり込んで欲しいと思う。 では、小生が嫌いな科学馬鹿とは一体ど…

百合とはイデアである

ごきげんよう。 今夜は百合とはイデアである、という話を簡潔にさせていただきたい。 ちなみに、以下の文章は「なぜ百合を求めるのか」という疑問に対する回答にもなっています。-------------------------------------------------------------------------…

処女とツンデレ

最近の若い女性声優さんは非常に可愛らしい人が多く、まるでアイドルのように雑誌のグラビアを彩ったりするだけでなく、写真集まで出してしまう人もいるようだ。 もちろん、女性声優がアイドルのような売り方をされることは今に始まったことではなく、彼女た…

(c)午前3時の六条会