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【連作編】六条くるるの浅墓短歌講座

六条くるるの短歌は歌集で読むほうがいい。僕がこう主張するのは、もちろん本が売れてほしいからということもあるが、歌集に収録する作品は連作としてアップデートされて収録されているからだ。 短歌は連作ではなく一首で勝負するべき、という意見も一理ある…

歌集『僕は君とか好きじゃないけど』の価格変更のお知らせ

タイトルの通り、歌集『僕は君とか好きじゃないけど』の価格変更のお知らせです。 今まで書店委託では900円で販売していましたが、これを800円に変更します。 理由としては売れ行きが思わしくないというのもありますが、次の作品が出せそうにないというのが…

嶋田さくらこ『やさしいぴあの』を歌集として読む

最初に断っておくと、僕は「歌集」と「とある歌人の短歌がたくさん収録された本」は別のものだと考えている。そのどちらもが世間では「歌集」と呼ばれているが、僕の定義では別のものである。ここでは、嶋田さくらこ『やさしいぴあの』を「とある歌人の短歌…

詩的に飛躍できない

詩的飛躍という言葉を聞いたことがある。誰が言い出したのかは知らないが、Googleとかで検索してみると簡単に引っかかるのでそれなりに使われている言葉なのだと思う。 どういった定義がされているのか、それ言い出したのは誰なのか、といったことは寡聞にし…

漢字とかなのバランスについて ―短歌推敲記録―

嚥下したつめたい水の存在感その鋭利さに救われている これは「うたらば」vol.09(テーマ:水)に佳作として採用された歌なのだけれど、活字としてのバランスにかなり気を使った一首なのでその解説を書こうと思って、書く。しかし、どれほど配慮しても読者の…

短歌を短歌たらしめるもの

先日、「短歌/非短歌の境界(http://rokujokai.hatenadiary.jp/entry/20131130/1385818893)」という記事を書いた。これはそれに関する補足のようなものなので、ざっくりとそちらに目を通してから読むことをおすすめする。 短歌を短歌だと規定するのは歌壇…

短歌/非短歌の境界

自分の考えた31音のそれが短歌なのかを疑問に感じたり、あるいは自分が短歌のつもりで発表したものが「こんなものは短歌ではない」と批判されたり、といった経験がある人もいるのではないだろうか。 短歌と非短歌の境界についてはこれまでも様々な議論がなさ…

詩的飛躍私論

先日から詩的飛躍について考えているのだが、なかなか考えがまとまらないので、いままでのところをどうにかまとめるようにして書きとめておく。 … 詩的飛躍とは誰が言い出した言葉なのか知らないが、それなりに人口に膾炙しているのはググル様に聞けばすぐに…

【書評】木下龍也『つむじ風、ここにあります』は不完全である

秋の夜長は読書とブログ というわけで、木下龍也『つむじ風、ここにあります』という歌集が不完全である、という書評を書きたいと思う。 あらかじめ断っておくと、僕はこの書評において彼の歌集がよくない、と言いたいわけではない。世間での評判の如く評価…

自歌自注は悪なのか(追記あり)

自歌自注については賛否があり、それぞれに違った意見を持っているだろうから、僕の意見もそうした一つのものとして読んでいただきたい。同意するのも反論するのも無視するのも読者の自由である。 結論からいうと、僕は自歌自注には消極的に賛成である。具体…

歌集の委託販売のお知らせ

グランフロント大阪南館6階にある紀伊國屋書店さまにて、本日9月21日より短歌フェアが開催中です。今回のフェアでは商業出版されている歌集だけではなく、自費出版のものなども販売するという珍しい試みがなされています。 このフェアにて六条くるる処女歌集…

六条歌会に参加してきました(ステマ)

みなさまごきげんよう。 筆名が西尾維新のキャラみたいなことでお馴染みの六条愛理(ろくじょう・あいのことわり)です。 本日は六条くるるの主宰する結社、六条会の歌会に参加してきた様子をレポートしようと思います。 他の結社の歌会にお邪魔したことはな…

【最終回】六条くるるの浅墓短歌講座

今回で最終回を迎えることになりました六条くるるの浅墓短歌講座。 有終の美ならぬ憂愁の醜をさらして終わるため、僕の浅い知識をつらつらと書いていこうと思います。 短歌には57577という定型があり、こういった部分を指して「リズム」とか「韻律」として語…

【第3回】六条くるるの浅墓短歌講座

みなさま、ごきげんよう。 普通、誰かに何かを教える人間はそのために準備をすることで多くを学ぶと言いますが、僕は何も学んでいません。この講座のために準備も勉強もしていないのですから、当然ですね。 そこで、今回は少しばかり勉強してみることにしま…

【第2回】六条くるるの浅墓短歌講座

みなさん、ごきげんよう。すでにお気づきだとは思いますが、講師の考え方が浅墓な短歌講座の時間がやって参りました。 本日のテーマは「時間帯」です。具体的には「夜」とか「早朝」とか「昼下がり」とか「午前2時」とかそういうのですね。 短歌には特に結句…

【第1回】六条くるるの浅墓短歌講座

みなさん、ごきげんよう。六条くるるの浅墓短歌講座の時間です。 早速ですがはじめていきましょう。今日のテーマは「二人称」です。 短歌の作中主体が他者へと語りかける歌などで必ず登場するやつです。具体的には「君」とか「あなた」ですね。 はっきり言わ…

(c)午前3時の六条会