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おふとんと結婚したい

六条捻 バカエッセイ

「おふとんと結婚したい」といったようなことを言っている人がいる。  
 結論から述べるならば、小生は次のように主張したい。  
 曰く、『「おふとんと結婚したい」と言っている人とは結婚するな(幻冬舎新書)』と。

新書云々のくだりはもちろん嘘八百であるが、小生がこれをかなり真剣に主張していることだけは強調しておきたい。
 まず、「おふとんと結婚したい」という命題について考えていこう。
   改めて言うまでもないが、これは字義通りにおふとんと婚姻関係を結ぶ、という意味ではない。おふとんのように自分を優しく包んでくれて、温めてくれて、気持ちよくしてくれる、幸せにしてくれる、イチャイチャできる存在とずっと一緒にいたい……といったくらいの意味であると考えられる。

 たしかに、そういった相手は理想的であり、話を聞くだけならば自分もおふとんと結婚したいと思う人も多いのではないだろうか。  
だが、この話に乗ってしまってはならない、と思う。なぜならば、これは独善的で一方的な関係の押し付けにすぎないからだ。
おふとんと結婚したい、と言っている人間はおふとんから利益をもらうばかりである。優しさも、温かさも、気持ちよさも、幸せもすべておふとんから貰うばかりでおふとんに与えることはしない。  
おふとんちゃんに一方的に気持ちよくしてもらうだけしてもらって、満足したらおふとんちゃんを家に置いたまま外に出掛けて、帰ってきたらまたおふとんちゃんを求める。こんな自分勝手な関係があってよいのだろうか。  
家で一人でぐちゃぐちゃにされた状態で待たされていたおふとんちゃんの気持ちを考えたことあるのかよ!
  ……きっとないだろう。自分に都合のいい関係を求めているだけなのだから。  
それにも関わらず、おふとんちゃんと結婚したいとはちゃんちゃらおかしいわ!! そんな気持ちのやつが結婚して支えあうとかできるわけねえだろ!!! おふとんちゃんをセフレ以下の扱いしかしてない人間がよ!!!!!!!  
はぁー。せめてそういう寝言はおふとんちゃんのことを気持ちよくできるようになってから言ってほしいね。  

そういうわけで、「おふとんと結婚したい」とか言っている人間は自分勝手に相手に利益を求めるだけでエゴイストである可能性が高いので、そういう相手とは結婚してはならない。マジで。冗談ぬきで。  

執筆者:六条捻

(c)午前3時の六条会